一つの部品が、
未来を動かす。
ミクロの世界で
輝く技。

Profile

製造部 ナノテクOsグループ

2020年入社

S.U

仕事内容を教えてください。

私はナノテクOsグループで、アパーチャーと呼ばれる電子顕微鏡の電子ビームの形や量を調整する部品などを製造しています。
特に、肉眼では見えない25〜5ミクロン程度の微細な穴を正円に成形する作業など、精密な技術が求められる仕事を日々行っています。

思い出に残っている仕事はありますか?

やはり、ロケットのサンプル帰還カプセルに関わった仕事です。
小さな微粒子を受け止める“お皿”のような部品の洗浄・梱包を担当しました。普段は目に触れることのない部品ですが、宇宙からの貴重なサンプルの研究に関わる部品とのことで責任を感じましたが、挑戦してみたいという気持ちから自ら志願して携わらせていただきました。
他にも、最初は難しいと思っていたグレードアップ品の製造で、自分の技術が向上し、生産効率が上がった瞬間も強く印象に残っています。「できるようになる」実感を得られる瞬間が、この仕事のやりがいです。

一番つまずいたことはなんでしたか?どのように乗り越えましたか?

高難易度の製品や初めての作業で、最初は「絶対にできない」と感じたことです。精密作業では、ほんのわずかなゴミで再作業となり破損は即不良品になってしまうため、非常にプレッシャーがかかります。

それでも、独学や先輩への相談、勉強会を重ね、粘り強く挑戦し続けました。失敗から学び、手順を改善していくことで、最終的には求められる精度を達成できるようになりました。この経験が、今の自分の技術力や対応力の基盤になっています。

「これだけは誰にも負けない」と胸を張れる、あなたのものづくりへのプライドはありますか?

機械では実現できない手作業による精密製品を、求められる精度で仕上げられることに誇りを持っています。たとえば、髪の毛の半分ほどの微細な穴(40ミクロン以下)を限りなく正円に近いよう加工する作業は非常に高い精度が求められる作業であり、部品が搭載される高性能電子顕微鏡の性能にも影響が出るほどです。
その中で、妥協せず100点満点を目指す姿勢が、私のものづくりの信念です。

お客様から「性能が良い」と評価いただいた瞬間や、予定通りに製品が完成した瞬間には、技術者としてのやりがいを強く感じます。

なんでもいいのであなたの想いをぶつけてください!

私は、難しいことに挑戦して「できるようになる喜び」を日々感じられる仕事が大好きです。時代の技術進化やお客様の要求に応えながら、常により良い製品を作り続けたいと思っています。

グループメンバーからのコメント

グループの太陽!“うめ”ことS.Uさんを紹介します。
呑み会では「うめ〜!」と呼ばれ、一瞬で場を明るくする名人。おしゃべり上手で、人懐っこくて、初対面でも5分後には友達になってるタイプです。
まっすぐで素直、時々“先輩風”をそよ風くらいに吹かせるけど(笑)後輩の面倒見も抜群!先輩の仕事もサラッと手伝っちゃう気配り力は、まさにグループの潤滑油。
改善提案もどんどん出してくれて、目の前のことに全力投球!「うめがいれば安心」とみんなが思ってる、グループの未来を照らすキーパーソンです。

製造部 ナノテクOsグループ /
入社年度:2007年入社Y.K

この扉の向こうで、
まだ出会っていない
あなたへ。

未来をともにつくる仲間を、
私たちは待っている